武富 陵一郎
IP Produce Unit-1 コンテンツプロデューサー
VOICE No.04
Chiharu Naganuma
IP Produce Unit-1 コンテンツプロデューサー
新卒ではCMの制作会社に入りました。元々ミュージックビデオなどが好きで映像制作には興味があったのですが、美大出身でもない私には専門職は難しいのではないかという思いから、制作進行という役割で業界に入ることにしました。4年ほど幅広い映像制作の仕事に携わることができたのですが、制作会社のキャリアパスとして一般的なプロダクションマネージャーからプロデューサーへの一本道が、私の目指したい道とは異なるかもしれないと感じて転職しました。
その後1年ほど芸能事務所でMD事業に関わりました。「手に取れる商品」という新しい世界に触れることはできたものの、良くも悪くもタレントさん中心の世界だからこそ自分の位置を見失ってしまい「制作」に戻ろうと思い、その時に転職エージェントさんからの紹介でCHOCOLATEの存在を知った、という流れです。
IPプロデュース本部のIPディレクション部で、キャラクターのグッズ監修業務から他社IPの展示会、映像コンテンツなど、幅広い領域の「制作」に関わる責任を担っています。例えば弊社所属クリエイターの広告案件や描き下ろしコンテンツの制作進行管理であったり、パペットスンスンの世界観を定義するスタイルガイドを作ったり、他社IPのプロモーション案件のSNS運用からキャンペーン企画、全国巡回の展示会の制作など、本当に幅広いです。
例えば「CHOCOLATE CHARACTER LABEL」では、新しいクリエイターさんの発掘はIPプロデュース1部の領域ですが、連載化するかどうかを判断するタイミングと、その後のグッズ化やプロモーション利用の検討が始まる、制作が必要な段階から私たちも企画に入ります。
基本的にはチームで動きますが、IPプロデュース1部と2部のプロデューサーは、ビジネスとして成立するかという視点で、私たちIPディレクション部のディレクターはそれを実現できるのか、満足できるクオリティを担保できるのかという視点で、それぞれ責任を持つ範囲をある程度切り分けているイメージですね。
たくさんありますが、全てのことに責任を持つ、全てのことを自分ごと化しなければいけないと強く感じたのが1番大きな違いです。企画そのものが決まったところから仕事が始まることが多かった前職、前々職と比べると、企画の大枠しか決まっていないところから始まるCHOCOLATEの仕事はとにかく刺激的で新鮮です。「そもそも実現できるのか」というところから始まる仕事は、無邪気なアイデアを本気で実現したいと思う会社ならではの進め方だと思っています。
また、クリエイターの皆さんと対等に会話できる関係であるからこそ、どれだけ信頼関係を築けているかが重要です。どうしても無理を言わないといけないときもありますが、しっかりと信頼を築いた上でコミュニケーションを取れるというのも大きく変わったことの1つかもしれません。
一言で言うと想像力です。相手の言葉の裏にある意図を汲み、それを最善の形でアウトプットする。関わっている人が全員「良かったな」と思えるアウトプットを制作して、それを受け取るユーザーが笑顔になれる、みんなが健やかに過ごせる仕事になるように常に心がけています。
「何でも作ってみたい」という気持ちがある人と一緒に仕事がしたいと思っています。本当に幅広い領域の制作に関わるディレクション部だからこそずっと勉強し続けることができるので、相手が何を考えているかをしっかりと考えつつ、自分の意志をしっかりと持ち、わからないことすらも面白いと感じられる心を持っている人と一緒に新しいIP作りに取り組みたいです。